ひだまりの中で生きよ

2021年5月 癸巳月

陽の木~丙の人の5月の物語

· 陽の火『丙』の物語~月読み五術

丙の人の5月は…

表題のように、陽だまりの中で、リラックスしながら過ごすことを意識した方が良い時です。

時代は動き、あなたの周りも目まぐるしく動いていることでしょう。
そして、今年は辛丑年であり、辛のエレメントは、10年に一度のビッグイベントをあなたにもたらします。

でも、そんな時だからこそ、丙の人は、自分を陽だまりの中におくということを大切にしなければなりません。

丙の人というのは、他の人の役に立ちたいという気持ちが、半端なく強い人が多いのが特徴です。

ひまわりの絵で有名な画家のフィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホは、丙の人で、とても世話好きとして知られています。
あの有名なひまわりの絵も、最初の一枚は、アルルで仲間たちと暮らそうと借りた一軒家に飾るため、芸術家である仲間たちをひまわりに見立て、理想(太陽)に向かっていく様を描いたものだと言われています。

自分だけ、ということはできず、周りのためにと奔走する様子は、まさに丙の人らしい特徴なのですが、同時にそれが報われない時、感謝されない時、認められない時は、他のエレメントよりも、ずっとずっと大きなショックを受けます。
ゴッホの場合は、それが自傷行為へとつながり、有名な耳切事件を引き起こしてしまいました。

丙の人で有名な人には、他に、コメディアンの志村けんさんがいらっしゃいます。
老若男女問わず、そして、アジア圏でも多くの人に愛された方ですが、プライベートでの人への気遣いは大変細やかで、温かい人柄であったこと、とても繊細なところがある方だったと言われています。

丙の人は、自分の繊細さを癒すすべを見つけることがとても大切です。
太陽に例えられる丙の人ですが、その陽だまりの中に自分も置くこと。

まあ、それもいいじゃないかと思える、緩さを身に着けること、自分の許容範囲を広げることができると、各段に生きやすくなります。

5月の癸巳の月は、パランスが取りやすくなる組み合わせなので、ぜひ、そのようなあなたの中の陽だまりを意識して過ごしてみてください。

 

5月も素晴らしい月となりますように!